メタトレーダー４の仕組み・魅力・活用・将来

MQ「メタクォーツ」は2000年に
取引チャートやツールを作ることを目的として設立された企業です。

MQは創業時から２つの理念を掲げています。

一つは一人でも一人でも多くのトレーダーに利用してもらうシステム作りを行う事です。

もう一つはコストパフォーマンスに優れた
システム作る事で、MQはこの２つの理念に基づき企業活動を行っています。

実際にこの理念は実っており、現在MQがこの理念に基づき作りだした
MT4（メタトレーダー4）は定番の取引ツールとして全世界のトレーダーから愛用されています。

そのユーザー数は全世界で4000万人以上とされており、
200社以上のFXブローカーで採用されるなど確かな実績を築いています。

MT4は世界中4000万人以上のトレーダーに
愛用されていますが、それには当然理由が存在します。

MT4は基本誰でも無料で扱えるにも関わらず操作性の高いプラットフォームで、
初心者からベテランにまで愛用される取引ツールです。

またMT4だけの特色としてオートメイテッド・トレード（自動売買）にも対応しているため点があります。

無料の取引ツールやチャートソフトは数あれど自動売買に対応しているのはMT4だけで、
これが他と隔絶した人気の秘密となっています。

MT4に存在する自動売買機能は通称「EA」と言い、
このEAは現在では自動売買の代名詞にもなっています。

通常の取引ではエントリーから決済まで市場が自分の望むポジションになるまで
パソコンの前で待機している必要がありました。

しかしこのEAは一度設定さえすればパソコンの前にいなくても勝手に売買を行ってくれます。

人間では売買の際、どうしても疲労や集中力の低下でタイミングがズレることがありますが、
機械ならばその心配がないのも大きなメリットです。

このためEAを活用すれば
家事や仕事の合間にFX取引することもできるため取引をもっと身近にし、手軽にしてくれます。

MT4やEAは多くのユーザーが存在しますが、
本格的に使うとなるといくつかのハードルが存在します。

特にEAのプログラムやインディケータ
（テクニカル指標）は初心者にとって最初の障害となるかもしれません。

そこで初心者にオススメするのが「フォーラム」を利用することです。

フォーラムとは掲示板の一種であり、
主に議題を投稿し、それを話し合うことを目的としています。

ネット上には様々なフォーラムが存在しますが、
MT4初心者にオススメするのは「MQL5.com」に存在するフォーラムです。

専門家が多く集うフォーラムなため
インディケータやEAのプログラミングに困ったら相談してみるといいでしょう。

取引をする際シグナルを発信することができるようになりました。

このシグナルには取引内容が配信されており、自分以外の人のシグナルを
フォローすることで自分の取引内容をその人の内容と同じにすることができます。

また発信されたシグナルはログが確認できるため取引の参考にすることもできます。

これはMT4以外にもズールートレードにも同様の機能が搭載されています。

シグナル機能は誰かの取引内容を模倣し始めることができるため、
初心者に正にぴったりな機能と言えます。

デモ講座でも利用できるため初心者の方はまずは
シグナル機能を利用して取引の空気に慣れることから始めるといいでしょう。

また自信が付き、実力を試したくなったらシグナルを使い配信してみるのもオススメです。

シグナルの配信はフォローした人と
フォロワーのような関係となりSNSサイトのような一種のコミュニティ状態となります。

MT4はシグナル機能を利用して他人の取引内容を見て、自分の
取引内容を他人に見てもらうことで交流から切磋琢磨し成長できる舞台づくり行っています。

EA初心者はどのようにEAを利用すればいいのか悩んでしまうそうです。

そこでオススメするのが
「オートメイテッド・トレード・チャンピオン」と呼ばれる大会です。

「オートメイテッド・トレード・チャンピオン」は6年前からMQが毎年開催している大会で、
どのEAが最も優れているのか決める大会です。

この大会の賞金総額は8万ドルの大きな大会で、世界中のトレーダーから注目されています。

「オートメイテッド・トレード・チャンピオン」は開催中も大きな注目を集めている大会ですが、
最も注目されているのは大会終了後のEAです。

大会にエントリーされたEAは
優秀なEAを探す上で参考になり、大きな指針となるため優秀なEAは特に注目の的となります。

初心者にとってもこの大会で登録されたEAを参考にするのはオススメで、
EAを組み上げる際に非常に有効な手掛かりとして活躍します。

この大会で公開されているEAは一度大会に登録されれば修正されることもないため、
公正で参考資料としては信用性も高いと言えます。

これらは一部MT4と用途が重なっている部分がありましたが、
現在完全にMT4と切り離されています。

MT4のプログラミング言語であるMQLランゲージのAPIを利用してトレーデンシー等とリンクさせるには、MT4の開発元であるメタクォーツとの契約が必要です。

しかし、彼らとの契約はメタクォーツには存在しないため、
今現在これらのソフトと提携する予定はありません。

しかし将来的に契約し、
MT4が彼らのソフトと繋がれば、様々な情報や便利機能を共有することが可能になります。

例えば、MT4のシグナルやEAのエントリー、決済をFXブローカーのサイト上に表示し、
トレーダーたちはそれを見て取引したりコピーしたりすることも出来ます。

また、シグナルを配信する人は、
投資顧問業の資格を持っていなくてもEAの配信を行うことができるため大変便利となるでしょう。

メタクォーツはMT4の正式なアップデート版であるMT5をシンガポールの先物市場で使えるように現在行動しています。

メタクォーツはそのテストに先駆けシンガポールやインドの大学と提携し、大学生に取引方法を教育し、学生同士切磋琢磨させています。

この学生たちへの教育を基に、実際にシンガポールの先物市場とつなげるテストを行う予定で、
MT5運用に際する一種のモデルケースになる予定です。

メタクォーツは将来的には
日本でも行えたらいいと応えており、トレーダーたちの関心をかっています。

またメタクォーツはMT5以外にも新たなる取引プラットフォームの構築を構想しており、
これからもメタクォーツの動きからは目が離せない状況となっています。

インターネットをベースにした取引プラットフォームを鋭意製作中です。

この取引プラットフォームはブラウザ型を予定しており、
より使いやすく、一人でも多くの人に使えるものを目指して作っています。

このブラウザはFXに興味を持つ若い層が手軽にEAを製作し、
より多くの人々が取引に参加できるようになるものを目標にしています。

具体的にはEAの製作に使うプログラミング言語を
より簡潔に、使いやすいものにする予定で、初心者でも扱えるものを目指しています。

より進化するMT5と併せて
メタクォーツのブラウザ型取引ツールはトレーダー達にとって注目の的となりそうです。