3つの柱
OANDAの中核をなす「ラボ」「エデュケーション」「インフラ」の3つの柱は、特に力を入れているものです。
これらが相互に好循環を作り出すことで、投資家の成長をうなかしてきたからこそ、OANDAというFX会社も成長を統けてきました。
ここでは、これら3つの柱を見ていきます。
ラボ(Lab):Laboratory
トレードに役に立つ、有用な情報や分析ツールを提供しています。
ラボには、以下の種類があります。
- 無料で誰でも使えるもの
- OANDAの□座を開設すると使えるもの
- 一定以上の取引をすると使えるもの
ラボの名称の由来の英語のLaboratory(ラボラトリー)は研究所の意味ですが、その名の通り、成績上位、下位のトレーダーの投資バターンを抽出したデータや、自身のトレードの傾向を分析できるコンテンツも利用できます。
「オーダーブック」で相場のバランスを読む
オーダーブックの概要
- 世界中のOANDA顧客の注文やポジションを集計し、視覚化したもの
- WEBページで閲覧できる他、MT5、MT4、fxTradeといった各種取引ツールで表示ができる
- 注文やポジションの偏りから相場の流れを予測可
動画引用先;
OANDA Orderbook 3min
https://www.youtube.com/watch?v=iQSBS3zNFTw&feature=youtu.be
- オーダーブックは、人気の分析ツールで、顧客が入れている指値や逆指値の注文、既に保有されている買いと売りのポジションがどこの価格帯にあるかを視覚化します。
- OANDAはグローバルなFX会社であり、日本だけでなく世界中に顧客がいるため、情報の偏りが少なく信頼性が高いといわれています。
- オーダーブックを使いこなすためには、「純額」と「売り買い両方」の設定を使いこなす必要があります。
- 純額はその価格帯における注文やポジションを差し引きし、多い方のみを表示したもの。
- 売り買い両方はどちらもそのまま表示したものになります。
チャート上にそのまま重ねられるため、値動きとオーダー情報との関係を目で見て理解しやすくなっています。
自身の取引パフォーマンスを分析
- 過去のトレード結果を用いてさまざまな角度からの分析結果を表示
- データは口座ごとに表示できるので、サブアカウントごとの分析も可能
- 目標とする期待損益率、勝率等を設定すると、現在の結果との乖離を視覚的に確認できる
- 過去の取引結果を出力し、Excel等でオリジナルの分析も可能
- デイトレード用に、日別のトレード内容をリアルタイムでモニタリングすることも可能
「取引のパフォーマンス」では、これまでに自分が行ったトレードをさまざまな角度でチェックすることができます。
- 勝率はもちろん、利益に対して、どの程度のリスクをとっているか?
- 時間帯別にトレードのパフォーマンスに偏りがないか?
- 勝敗別でポジションの保有時間に偏りはないか?
等を客観的なデータでチェックすることができるので、自分のトレードの強みを生かしながら、改善点を灸り出すことができます。
また、裁量トレードだけではなく、MT4のEAを用いた自動売買による取引の場合も同様に分析できます。
インターネット等で入手するEAのほとんどは、細かい売買ロジックは未公開です。
取引のパフォーマンスを使用すると、そのEAの取引の傾向を探ることができます。
ただし、同時に複数のEAのパフォーマンスを判断することはできません。
■画像引用先;FX攻略.com 2021年2月号 P35(出版社名;Wa plus(ワプラス))
エデュケーション(教育):Education
エデュケーション(教育)では、FXのトレードをしていく上で必要な知識、技術を、記事と動画の2タイプの教材が用意されています。
「MT5の使い方」で最新ツールをフル活用
- MT5関連のコンテンが益々、充実度のOANDA。
- MT5を使うための基本操作、インジケーターの操作方法を丁寧に解説
- 文字だけでなく画像を豊富に用いているので理解しやすい
- スマートフォン(iOS、Androld)版の使い方も充実
現在のパソコン性能をMT5が生かす
MT5は、MT4と比べて処理速度が飛躍的に向上しており快適に操作できます。それは、2000年代前半にMT4が開発された時期より、現在のパソコンのスペックは大きく進歩していていて、MT5はそのメリットを充分生かせる設計だからです。
- 記事および動画で、MT5を使いこなすための情報が分かりやすく解説されています。
- MT5関連のツールも増えているので、閲覧しておくのが良いでしょう。
インフラ:infrastructure
- インフラは、取引環境のことです。
- 全部で4種類の取引ブラットフォームが利用できます。
トレードスタイルでプラットフォームを選択
MT5 | MT4 | |
---|---|---|
裁量トレード | 〇 | 〇 |
自動売買 | 〇 | 〇 |
パソコンでの動作 | 〇 | 〇 |
タブレットでの動作 | 〇 | 〇 |
スマートフォンでの動作 | 〇 | 〇 |
動作タイプ | アプリ(PC、モバイル) | アプリ(PC、モバイル) |
初期搭載のテクニカル分析 | 80種類以上
(モバイル版は約30種類) |
50種類以上
(モバイル版は約30種類) |
カスタムインジケーターの種類 | 増加傾向 | 圧倒的に多い |
利用できる自動売買(EA)の種類 | 増加傾向 | 圧倒的に多い |
通貨ペア数 | 28 |
71(NYサーバ) |
最小取引単位 | 1万通貨 |
1000通貨(NYサーバ) |
TradingView | fxTrade | |
---|---|---|
裁量トレード | 〇 | 〇 |
自動売買 | × | × |
パソコンでの動作 | 〇 | 〇 |
タブレットでの動作 | 〇 | 〇 |
スマートフォンでの動作 | △(取引は不可) | 〇 |
動作タイプ |
Webブラウザ(PC) |
Webブラウザ(PC) |
初期搭載のテクニカル分析 | 100種類以上 | 80種類以上
(モバイル版は約30種類) |
カスタムインジケーターの種類 | 圧倒的に多い | なし |
利用できる自動売買(EA)の種類 | なし | なし |
通貨ペア数 | 71 | 71 |
最小取引単位 | 1通貨 | 1通貨 |
- MT5、MT4、Tradingview、fxTradeという4種類のプラットフォームを利用可能。
- どのプラットフォームでも裁量トレードを行うことができる。
- 自動売買については実質的にPC版のMT5、MT4で行うことになる。最近はMT5のEAも増えているため、処理が速いこちらを選ぶトレーダーも増加傾向である。
- Tradingview、fxTradeは最小ロットが1通貨からなので、超少額からの投資が可能。リスクを最小限に抑えてリアルロ座における取引を始めたいというFXトレーダーには、オススメ。
強力な約定性能を活かした有利な取引
ツールや学習機能、プラットフォームと並んで、OANDAが非常に重視しているのがトレード環境の充実で、約定力に強いこだわりがあり、投資家にとって有利、かつ公平な環境琲築を常に目指しています。
- 非常に高速かつ公平な約定が実現(約定エンジンヘの投資を惜しまない方針だから)
- 大半の注文が1000分の1秒以内に約定し、10分の1秒以内に全ての注文が約定(2020年11月)
- サーバ到達時のレートで公平に約定するため、顧客に有利な価格で約定するスリッページも平等に発生。
実際のコストという考え方
現在はどのFX会社も通貨ペアごとのスプレッドを公開していますが、実際の取引コストはこれにスリッページ分を加味したものになります。
つまり見かけのスプレッドが狭くても、ネガティブなスリッページがあればコストは増えます。
OANDAはこの実際のコストにこだわります。
■文章の参考;FX攻略.com 2021年2月号 P32-P37を書き直しました。(出版社名;Wa plus(ワプラス))
OANDA概要
国際的に展開する国内FX
リア、そして日本とグローバルに展開するFX会社です。
OANDAの設立は1996年。
カナダトロント大学のコンピュータエ学教授のマイケル・スタム博士と、計量経済学の研究開発会社オルセンリミテッド代表のリチャード・オルセン博士により、米国のデラウェア州でスタートしました。
その前年の1995年から、インターネット上に無料の外国為替のレート情報配信を開始、5年後の2000年からFXの取引プラットフォームを提供し、現在に至ります。
OANDAのビジネスモデルは、単なるプラットフォーマーに止まらず、顧客が投資家として成長できる環境、情報を精力的に提供することで、顧客と共に成長するというもの。
ラボ・エデュケーション・インフラに、その理念が現れています。
その一角であるOANDA Japanは、日本の金融庁の認可を受け、日本のルールに基づいて運営されている国内のFX会社です。
称号 | OANDA Japan 株式会社
(オアンダ ジャパン カブシキガイシャ) |
---|---|
本店所在地 | 〒102-0083
東京都千代田区麹町3-6 |
資本金 | 350,000,000円 |
株主構成 | OANDA Global Corporation (米国) |
設立年月日 | 2004年11月8日 |
金融商品取引業の登録番号 | 関東財務局長(金商)第2137号 |
加入協会 |
一般社団法人金融先物取引業協会 |
関連会社 | OANDA Corporation (米国)
OANDA Asia Pacific Pte. Ltd (シンガポール) |